« I'm a grasshopper | トップページ | oceanographers »

2013年10月 1日 (火)

from the radio

10月だ。


夏の暑さが思い出せないのだから、僕の記憶力なんてそんなものだと思いながら、買ったばかりの秋用の上着を早く着たいなぁだとか、虫の音の響きがきれいだとか、そういう思考を楽しんでいる。



秋は何かをゆっくり考えるにはちょうどいい季節で、もしも僕がいなくなることで誰にも迷惑をかけないのなら、ふらっと何も告げずにどこかに長旅に出てみたりしたくなる。



浪人の時代に、予備校で好きだった人と一緒に夜の散歩をしたのもこのぐらいの時期だった。

ラジオの話になった。

当時の僕は大好きな従兄弟と一緒になって、ヘヴィーメタルやハードロック、ハードコアにパンクと、何かとアタックの強いものばかり聴いていたが、ラジオのパーソナリティーで、いつも僕の知らない、いい曲を流してくれる人がいて、その人の話題になったんだと思う。


音楽が良ければそれで良かった。

たしかに好きなジャンルはメタルだとかそういうものだったけど、父母が聴いていた洋楽は無条件で大好きだったし、”音楽を聴く”ということが人付き合いの下手な僕にとっては人とつきあう唯一のツールだったのかもしれない。

ラジオの話だけで博多駅と予備校の間を何往復もした。
人を好きになると、それだけでその人の持ついろんな情報が自分の中に入ってくる。
僕らは散歩の中でそれを楽しんだ。


番組の中で、何を話すべきかは分からない。
ただ、やっぱりいい音楽が流れててほしいと思う。
そう、僕がラジオパーソナリティーになるってこと。


まだ小さい頃に必ず週末の早朝に流れていたラジオ番組。

両親の部屋で寝ていた頃。

”朝のプロムナード”という番組だったか。

アラーム代わりにセットされたラジオが鳴ると、父は起きて出勤の準備をする。
この番組があるのは週末だから、ラジオが流れ始めても父は起きない。
ジムノペディが静かに流れて、ゆっくり時間が過ぎる。
ときどき入るノイズすら気持ちよかった。


ラジオにはいい思い出がたくさんある。



僕はなんだかんだで、実はとてもゆっくりとしたペースで自分の欲しいものを手にしていってるような気がする。
その速度は僕自身も気付かないくらい遅いもので、だから、端から見るとうまくいってるように見える時でも、僕自身は気付いていない。
知足ということは事を成就する上でとても大事なんだろう。


10月から半年間、飽くまでも予定だけど、川崎FMで22時からラジオパーソナリティーをやらせていただく。
特にコーナーなどもなく、僕が漠然と覚えている”朝のプロムナード”のように、音楽とともに流れていく番組であればいいと思ている。

流れた曲が、好きな人と話すきっかけになれば、そりゃ面白い。


お耳汚しだが、おつきあいいただければと思う。


2013年10月からcubic star minimal orchestra吉島智仁と松本ちはやによる、レギュラー番組。

BIG TIME SCENE『cubic star radio』
第1、第3火曜日22:00~22:30 かわさきFM79,1MHz
万華鏡サウンドの原点を紐解く!
世界の最先端のサウンドをキュービック吉島がゲストを交えながら紹介!

ラジオをお持ちの川崎近辺の方は79.1MHz (大田区、横浜等)

スマートフォンの方は『TUNE IN RADIO』 http://tunein.com/

PCの方は『サイマルラジオ』http://www.simulradio.jp/asx/kawasakifm.asx

|

« I'm a grasshopper | トップページ | oceanographers »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/482886/53448878

この記事へのトラックバック一覧です: from the radio:

« I'm a grasshopper | トップページ | oceanographers »