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2013年9月 8日 (日)

I'm a grasshopper

7月も8月も終わり、もう秋の9月だ。



独り言を言う程度の文章はほとんどfacebookで解決してしまい、すっかりブログから遠ざかっていた。
たいしたことを考えないで生きている証拠か、、、。
逆に考え過ぎで言葉にならなかったのか。
まぁ、どちらでもいいとして、、、。



実際のところ随分と研究やら実験やらに時間を使う2ヶ月だった。
やってみたいこと、新しいメロディーやらリズムやらを、現場から現場への移動中でも、解体したり解析したりして脳内実験を繰り返す、新しい楽器を買ってサウンドをミックスしてみる、そんな時間。

演奏法も音楽の内容も、いつも自分的に新しいものでありたいと思う。
何かを目に見えるかたち、耳に聞こえるかたちにするには確実にそれなりの時間がかかるものだ。
何らかの刺激があって想像力が高まるから、何もない日々に満足してる時はものを作るなんてまず無理だ。
時間とその時間の中で起こる出来事との連動がうまく噛み合って初めてものを作るという行為に結実するから、創作というのは毎日が奇跡なのだなぁという実感を新たにした。


ライブをいくつもやったが、そのうちの一本、梯子ノ上デ での名古屋・四日市ツアーは久々にとても印象に残るものになった。

最近の僕は”何から影響を受けたんですか”、とか、”ドラムは誰が好きなんですか”とか言う質問に口を閉ざしている。
聴いたもの全てが自分の血肉だし、誰がどんな演奏をしていようと僕がその人のようになれるわけではなく、また僕を取り巻いてる環境では特定の人物の特定の奏法やアイディアは当てはまることはない。

ダイナミクス一つとっても、僕の音楽は一瞬にしてハードコアのように空間全て埋め尽くすし、耳をそばだてなければ聞こえないほどの囁きにもなる。
いかなる質問も、こういう瞬間的に変化する環境においてはほぼ無効だ。

ツアー中、このくだらない質問を聞かれることはなかった。
僕らのツアーを企画してくれたシンガーのいなはたさんも、僕らを泊めてくれた方も、お客さんも、みんな”音楽”を愛していた。
いい音楽が好きなのだ。
そういう人たちが、僕はほんとに好き。

芸術に偏りなど必要ない。
常に不定形だ。


僕は演奏し、自分とその音楽を照らしあわせて、また新しい音や奏法を練る。
今この音楽と自分の感覚に合うものを見つけようと試みる。

気持ちが昂ったりあるいは落ち込んでいても、探究心と注意力がフラットの状態であれば、僕はもう音楽を壊さない。


混ざりあった音の外で自分の音を聞く、幽体離脱のような感覚を味わったのはすごく久しぶりだった。
空間を共にする人たちの意識と一体化できるような、そんな錯覚。
即物的かもしれないけれど、それが僕の追い求めるものだ。
そんなに高尚なものじゃないね。


車のミラーには、長距離移動にも関わらず、一日中バッタがくっついていた。
”はやく次の音楽を聴かせてくれ”ってさ。
あんたも好きね。
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