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2012年6月 8日 (金)

be quiet

感謝とは自然で、自発的なことだ。
憎悪とは不自然であるが故に芽生えるものだ。

感謝や見返りを要求されたとき、その不自然さが憎悪を生む。

人は流れに任せてシンプルに生きられれば、どれだけ優しくなれるだろうか。
自分にあったものを探して必死に走り回ることも、あるいは誰かがそれをしていることも、そうやって泥まみれになりながら手探りで道を進む人たちがどれだけ美しいか。

世にあふれるものが模範だと思ったら大間違いだ。
人には人のバランスがある。

世の中と関わらなくなったら人は終わりだし、自己満足に浸ればそれで人は死ぬ。


世の中との繋がり方が下手だからといって、そこに苦悩があり努力があれば、その人はゆるくではあるけれども、緩やかなカーヴを描いて上昇していく。

もう戦後に作られたシステムは、今の世の中を蝕みこそすれ、続けることはできない。
今は今だ。


その仕組みの中に、一体どれだけの人生を巻き込んで、どれだけ引っ掻き回すのか。
それがこの世だとうそぶいて、いつまでこれからの人たちを誑かすのか。

原発も資本主義も団塊も、もう過去のものだというのに、作り上げられた自己満足をゆりかごのように、いつまでもいつまでも腐った羊水に浸って。

滅びるのなら老いと共の滅びればいい。


たとえ肉体が衰えようとも、その意志だけは衰えさせてはいけない。
人は生きている以上、最後まで破壊し、最後まで何度も何度も再構築しなければ。
何度も立ち上がらねば。


東京の生活には正直疲れた。
人はもう”諦めている”。

諦めは感謝を奪い、憎悪を肥やす。


その中心地に、僕は長く居過ぎたのかもしれない。
風をもう一度感じたり、自然にもう一度触れたり、広い空をもう一度見たくなった。

この中心地から少し離れた場所で、分かり合える人と暮らしてみたくなった。

もう僕の中から疲労は一生消えることはない。
不信と憎悪もなくなることもない。
殺意も破壊衝動もなくならない。

全て無くなればいいと思う前に、自分から遠ざかって、静かな場所で、静かに暮らす時間が、今はそういう時間が欲しい。


ただし、僕は復讐を忘れるほど、優しい人間ではないのでね。
その気持ちは、恩と同様、強く強く。
穴二つ掘ってでも、果たすべきものは、必ず果たす。


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