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2012年2月18日 (土)

残る感触

難しいものは簡単にはならない。


便利で、単純で、都合がいい。
これがもしほんとに人の求めるものだとしたら、僕らはもはや進化という最大の好機を自ら手放し、癌化の一途を辿っている。


物事には必ず陰陽の二つの側面がある。
一つに寄り、視野が狭まれば、思考は死ぬ。

飽くまでも多角的にとらえ、悪い部分を見るよりいい部分を大きく取り上げる。
それは日和見のような楽観ではなく、思考を永続的におこなうための重要なファクターだ。


恩師と文面だけではあるが、珍しく世間話のようなものをした。
世代の違う人の意見というのはいつも自分に新しい側面を教えてくれるし、そのコミュニケーションこそ、今時分最も欠けているものだと思う。

時代を築いてきた人たち、これから次代を担う僕ら、そこに大きな隔たりがあるのは”話さない”ということが原因であることは間違いない。


衝突は怖れない。
無知による無理解を僕は怖れる。

知らない恥を一生続けるより、意見の衝突の向こう側に見える相互理解を信じてみたい。

そんなこと思いながら、今日は昼から演奏だったわけだが。
出会い、人を知る、それだけで自分にはまた歩けるフィールドが増えていく。

お客さんは、音楽に携わる人、演奏はしなくても音楽が好きな人、多種多様な生き方で、職業も全然違ってて、日々のいろんなことを自然に話してくれる。


楽しい想いは伝播する。
共に考え、共に生きることは、たとえ遠く離れていてもできることなのだと実感する。

いつも彼らのことが気になる。
いつも彼らは僕のことを気にかけてくれている。

持って帰ってもらうものは楽しかった思い出だけではない。
その手に感触が残るほどの”出会い”であってほしいと、僕は思っている。


僕もまた、その出会いの歯車の一つ。

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