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2011年10月16日 (日)

失念

10/8(土)
曇りときどき雨。

朝は憂鬱な講師の仕事。
別にこどもに勉強を教えることが憂鬱なのではなく、むしろ親御さんに現状を把握してもらうための面談などなどが憂鬱なのである。

大体、最近の親ときたら、もにょもにょもにょもにょもにょ、割愛。

こんな忙殺のされ方は予兆だったのだろうか。
この日、僕は自分の至らなさに大いに反省することになる。

夕方からmaikotobrancoが中心となったイベントを下北沢で行うことになっていた。

下北沢は車移動を余儀なくされる僕のような太鼓屋にとっては魔の地区で、駐車場は高いわ、道は狭いわ、とにかく僕は、”演奏で行く下北沢は地獄より嫌い”といってはばからない、ことにしておく。


small finger recordsという自分のレーベルの名を冠しての初めての試みということで、出演はmaikotobrancoに加えて、僕がしょっちゅうデュオをやってるシンガーソングライターの小川くん、それから、8月にアルバムをリリースしてツアーから帰ってきたばかりのhoneydewの3バンドで構成された。

他のことで忙しかったという、まさに言い訳的な大人げない最低の理由で、僕はこのイベントに関して、珍しくというかなんというか、あまり突っ込みを入れず、特にこれといったアイディアをださなかった。


各グループ、それぞれの特徴をいかした良い演奏をした。
これは間違いないことだ。


が、僕はここんところ特に、その先を見る。
繋がりのない”イベント”のかたちをした”自主イベント”はパーティーにすらならない。

生温いことを言ってその場をやり過ごせるほど、僕はもう素人ではないし、そうではいられない。

赤裸々に話すからブログの意味があるのであると僕個人は思っているから、これはしっかりと日記にしておこうと思う。


イベントと銘打ったのにも関わらず、集客にあまりにもちからが入っていなかったこと。

これは言わば僕の責任だ。

僕の驕りであり、もろに足下をすくわれたかたちになった。
よりによってノウハウを知らない仲間に丸投げしてしまうという大失態だ。

結果、バンド同士の連帯感は、これは飽くまでも”ビジネスにおいて”だが、0に等しいという事態。


僕は人の集め方をみんなに具体的に伝えるべきだった。
または僕が呼べる人たちにもっと積極的にアピールするべきだった。

cubic starや僕個人の活動に関して言えば、とてもありがたいことに確実にそのコミュニティーは大きくなってきているから、そのことに僕が甘えたのだといえる。

まだ、この場はそこに至っていないのだという認識が僕には欠けていたのだ。


自分個人の演奏家としての活動が、あるいは自分リーダーのバンドがうまくいき出したことが、すぐさま他に伝播するわけではない。
常に、そのグループに応じた、僕的にはリスタートを切ることが大事なのだということをすっかり失念していた。

場に応じたことをすることこそ、パフォーマーの基本だ。

もう一つ。
アンダーグラウンドでの活動というのは、少なくとも”ゲリラ戦”に近い。

そこに”馴れ合い”を持ち込むべきではなかった。
これこそ僕が提言しなければいけないことだったのだ。

痛みをシェアできなければ、得たい効果は得られない。
それでは変革は起きない。

戦いの場に烏合はいらないのだ。
徹底的にテコ入れするべきだった。

良いことをやっているなら、胸を張って集団を巻き込むべきだ。
それができないなら、”負ければ賊軍”の汚名を自ら着ることになる。


僕は死んでも”音楽で生きたい”のであって、しかもそれはオリジナリティーを全面に押し出した、”僕らの音楽”によって、だ。
既存のものに寄生して焼き増しを作り続けようなどと、さらっさら思わない。


この汚名は、必ずどこかで返上せねばなるまい。

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