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2011年7月29日 (金)

一週間の四方山。

7/29(金)。
夕立が来たようだ。
仕事から帰って疲れて寝ていた寝室に、気持ちよく屋根を叩く雨音で目が覚めた。


いつのことから書くべきか。

たしか22日ぐらいからいろいろあった気がするが。

その日の夜に事務所にメールをして、ダメ出しをしたような気がする。
つまらないものをほったらかしにしておく気はない。
まして、プロだというならなおさらだ。

僕は見る人全員に分かりやすくしようとか全部伝えようとか、一切思わないが、自分たちの芸術が他の要因で阻害されるのはこの上もなく腹立たしい。

と、言うようなことをメールした。


23(土)。
maikotobrancoのリハーサルを終えて、りゅうたどんとすなやまんと僕の3人で渋谷に出た。

live 8というソフトとMIDIキーボードを買った。
去年のパナソニックの音楽の仕事以降、エレクトロニカ音源をこつこつと作っていて、そのソロプロジェクトをさらにいろいろ大きくしたくてソフトを買ったわけだ。

使い慣れないから難しいけど、僕の中にアイディアはびっちり詰まってて、出したい音もあるから、おいおい真価を発揮してくれるだろう。


24(日)。
この日はデールとやってる”梯子ノ上デ”というバンドのライブだった。
このバンドがいつも演奏している、池ノ上ruinaが8月をもって閉店となるそうで、この日が梯子にとっては最後のruina出演になった。

思い入れのある店でとても寂しいが、久々にryo hamamotoこと、浜ちゃんにあった。
”うちら、おっさんになったよね”的な話をしたような気がする。
彼の歌は相変わらずよかった。

ジャズトリオでお世話になっている、ベースの深山健太郎さんが見に来てくれた。
突然でびっくり。
とても嬉しいびっくりだった。

音楽を仕事としてやっている人をお客さんとして誘うことは、僕はもうしなくなった。

僕ら音楽家は見たいものや聞きたいものには敏感だし、そういうものは自分の意志でチェックする。
付き合いで行くなんてことは、少なくとも僕にはできない芸当だ。
つまらなかったら2秒で出て行くだろう。
文句も言う気すら起こらない。

それは逆に僕自身にも課せられたプレッシャーでもある。
音楽に対して正直でいたいからだ。


梯子は、ギターのタカスギさんが抜けて3人で初めての演奏だった。
バンドから人が抜けることは、僕にはたまらなく寂しいことだ。
が、またいつか、道をともにする時が来るような気がする。


25(月)。
日程的に無理だと何度も断ったが、子供たちの顔を見るとそうも言ってられないんじゃないかと思い、塾の夏期講習の依頼を受けた。

8月の末日まで、ほぼ毎日約5時間を立ちっぱなしで喋り通す。
そんなプログラムだ。

この日、塾は夕方からで、午前からお昼は小川君とデュオのリハーサルをやった。
彼は手に入れたばかりのエフェクターをまるでおもちゃのように楽しみながら使って、もにょもにょと演奏していた。

慣れるのに時間がかかるだろうが、彼のことだ、抜群のセンスでいい曲に仕上げるだろう。

26(火)。
朝から塾だった。


27(水)。
朝から塾。
急いで帰ってきて、ご飯もろくに食べる暇もなく準備して、三軒茶屋のライブハウスに入る。
もーりーと一緒に、車で機材を運ぶ。
運転は楽しい。

先日来た台風には名前がついていると、もーりーが僕に教えてくれた。
”マーゴン”というのだそうだ。

彼は天才的にくだらないことを思いつく人間で、”マーゴン”を使って会話をしようと試みていた。

久々に演奏するそのライブハウスは、昔と全く変わっておらず、とにかく汚い、臭い、暗い。
炭坑のような見事な3K。
耳のイカれたPAの兄さんどもは当てにならんので、返しの音は極力小さめ。
だったはずだが、本番は嵐のような爆音だった。

最早この手のたぐいのサウンドチェックは必要なかろう。


7年ぶりに会うW大時代の友人が来てくれた。
会うだけでも嬉しいのに、一緒にご飯まで食べた。
夜じゃなかったら一日中飲んでいただろう、昔みたいに。


さらに、久しぶりに会う、シンガーのアシリレラも見に来てくれた。
相変わらずの酔っぱらいだが、彼女に初めて会った時は僕も相当むちゃくちゃな生活をしていたし、僕も酔っぱらいだった。

彼女の笑顔の素敵さはあの頃と変わっていない。
泥沼の墮天使だが、まぁ、僕も同じ人種だ。

彼女は馬鹿の紙を突き破った天才なんだろうが、僕は障子に指を突っ込むような感じで天才の方に行きたかった馬鹿、ということになる。


cubicのメンバーである、松本ちはやも遊びにきた。
もーりーの、彼女に対する”マーゴン”の仕込みは完璧だった。

も:”今日の気持ちはー?”
ち:”ま〜〜ごん、、、”

新手のお笑いコンビの誕生である。

ライブはよかったが、箱は最悪。

28(木)。
朝は塾。
酷い目眩で、マルチビタミン剤を飲み忘れたことに気付く。
とはいえ、ビタミン剤も軽い自己暗示みたいなもんだ。

30分、昼寝の時間ができた。

この日は柳田健一さんと僕のデュオのライブ。
場所は再び、池ノ上ruina。

店のマスターのけんさんも加えて、下北で揚げ出し豆腐を食べた。

やなぎだんとの話はいくら話しても尽きることはない。
彼は僕にブルースのよさを教えてくれた。
こんなに長い時間ブルースを聴くのは、今までの僕の人生の中になかったことだ。

素敵な音楽だ。

彼のワンマンには必ず常連さんが来る。
で、彼の音楽のことについてみんなで話す。

ミュージシャンへの愛とはこういうものなんだろう。
いい歌のある夜だった。


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