« ただいま調整中。 | トップページ | 身にまとうべきもの。 »

2011年6月 6日 (月)

余韻

たくさんの人に会い、その人達一人一人の考え方を知り、自分の手元で考えを深める。
そんな1週間が過ぎた。


6/5。

デールと初めて会ったのはいつだったか。
ドラマーを探してるということで、彼のライブを見に行った。
ものすごくクールなのに、とてもあたたかい不思議な歌を歌っていた。
それがきっかけ。

それからすぐバンドを組んで、”梯子ノ上デ”と名前を決めて動きだした。

デール、彼とまるで夫婦のような相性ぴったりのギターのタカズギケイさん、ベースは僕と長いこと一緒にいろんなグループで活動してるすなやまん。これに僕を加えて4人。


このバンドで企画をやるのは初だった。
デールの縁の演奏者が集まっておこなわれたイベントはあたたかいムードで進み、僕らはアンコールまでいただいて終幕した。

グループの活動を通して繋がった人の、あるいはこの日初めて会った人の、思いが伝わるいい夜だった。


僕はどちらかというと、メンバーがころころ変わるセッションのようなグループは嫌いで、できることなら同じメンバーでがっちり手を結んで創作に集中していくことを好む。


この夜、ギターのタカスギさんが梯子ノ上デを離れた。


一緒に活動を続けてきた人がその場を離れることは、僕にとってはいつも相当なダメージになる。
何度経験しても慣れないものだ。

特に何かが悪かったというわけではなく、ただ、この先作っていく音楽の方向が少しズレただけなのだろうけど、タカスギさんが去ると分かった瞬間に、もっともっとたくさんのライブを一緒にやりたかったと、やるべきだったと後悔した。

後悔なのか、ただ寂しいのかもしれない。


人は、その人でしかない。
慣れ親しんだ音は、毛布のようにあたたかく、居心地のいいものだ。

それが無くなる。


先に進まなければいけないと、それでも先に進みたいと思ってもいるのだけど、いつも次の一歩を怖れてしまう自分は、なんと脆いのだと情けなくなる。


cubic starから相方のドラマーが抜けたときも、僕は必死だった。
彼がいたときよりも、もっとよくしなければいけないと。


きっと今回もそう。
後退は一歩たりともしてはいけないと思う。


表現者は常に振り出しに立っている。
作り上げれば破壊し、再構築する。

その繰り返しの中で何度も生まれかわる。


本当は、僕はそれに耐えられる人間ではないのかもしれないけれども。

|

« ただいま調整中。 | トップページ | 身にまとうべきもの。 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

さよならだけが人生さ。
きっと、またいい出会いがある。

求めれば、きっとある。

さよならしないと、新しい出会いはないものさ。

私は、あなたに出会えて幸せさ~。

Chu!(^3^)-☆

投稿: よしえ | 2011年6月 7日 (火) 00時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/482886/40291327

この記事へのトラックバック一覧です: 余韻:

« ただいま調整中。 | トップページ | 身にまとうべきもの。 »