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2011年5月20日 (金)

ミックスの醍醐味

5/19。

よく晴れたいい日。
早起きして、たっぷり洗濯物をして、ミックスの仕事に出かけた。

音楽の編集作業は、maikotobrancoのこうどうりゅうた氏と二人でチームになってやっている。

こうどうさんは、パソコンが一家に一台になるかならないかの頃から、我流でコツコツレコーディングについての知識を貯め込んできた人だから、その道で食っている人に勝るとも劣らない。

僕は僕で、自分のバンドであるcubic starの2枚目のアルバムのミックス以来、その面白さにどっぷりはまってしまい、こうどうさんを始め、いろんな人に音の作り方や空間構造のことを聞いては、家にあるCDを片っ端から聴きまくって研究した。


そんなわけで、2人で音楽の編集作業をするとアイディアが終始出てきて、とても面白いのである。


音楽を演奏する人でも、真の意味でミックスの作業とは何かを知る人は少ないようだ。
ともすれば、この作業が面倒くさいというミュージシャンも非常に多い。


ミックスは、ただ単に音量を整え、曲を聴き易くするだけの作業ではない。

僕のミックスに対するイメージは、”化石発掘”に似ている。
マイクで拾った音はまるで砂をかぶった化石の様に埋もれた感じになっていて、そこから楽器の一番かっこいい音をきれいにくりぬいていく作業。
それがミックスの第1段階。
EQを調節して、あるべき音の姿を明らかにする作業なんかはまるで宝探しだ。


そこからようやく各楽器の音量バランスを整えにかかる。
そのときにも、必ずかぶってしまう周波数があるでるので、EQに手を入れつつ、どこにどの楽器を置くかを決めていく。

この時点で音像がキャラを持って、立体構造になる。

エフェクターを使いながら、細かくキャラを作っていく作業は、僕とこうどうさんとでいろいろ話しながらおこなわれて、その話が尽きることはない。


最近、エンジニアの廃業が相次いでいるという話を耳にした。
みんながパソコンを持ち、プロと同じソフトも買えるし、簡単に録音も編集もできる時代。

でも、決して機材が、ソフトがいいからといって、いい音楽が作れるわけではなく、いい編集ができるわけではない。

音の善し悪しをはかる耳と、様々なジャンルの持つかっこいい要素を知ってこその編集作業。

ほんとはこういうときこそ職人の技が生きてくるもんなんだけどなぁ。

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