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2011年4月13日 (水)

be patient

久々に親父とやりとりがあった。


震災の事もそうだが、基本的に”仁義”というお題について政治や哲学の話を長々とする事が多い。

たぶん石原都知事も知っているだろうが、歴史上最も有名な江戸時代の濃尾治水工事について、親父と話題になった。

将軍家から一任された島津家は、その莫大な費用によって御家の存亡の危機に陥るのだけど、その危機の中で大将はいかに振る舞い、また部下達はいかに団結してこの奇跡の工事を成し遂げたかが描かれている小説があるという話だった。


辛きを耐え忍び、日々考えを出し合い、大きな苦難を乗り切った島津家の生き様は、僕の生きる道において絶対に知らねばならぬ事だと親父はいった。

仲間とともに作り上げる音楽も一緒で、一人でもただのっかるだけの奴がいたら何も前進しないどころか、時が経つにつれて次第に死相を浮かべるようになる。

とはいえ、アイディアマンとして先頭に立つ際は、人は誰しも孤独である。
それを仁義のもとに耐えろというのだ。

大きな事を成し遂げるための忍耐力こそ、今必要なものなのだ。

都知事が口にした”我慢なさい”という言葉もすんなり胸に落ちる。
その治水工事のいきさつと今の国難が、僕にはかぶって見える。


一致団結するには、妥協ではない、”忍耐”が必要だ。
忍耐はその後に信じられないほどの強靭なアイディアを生む。

本格的にドラムを始めたときに、練習パットに”辛抱強くあれ”と書いたのもそういう考えからだった。


忍耐力は人としての強さである。
アイディアは人の革新。


人はどう生きるべきか、歴史から学ぶ事はとてつもなく多い。


ちなみに小説は
杉本苑子さんの"孤愁の岸"
である。

今こそ読んでみるのはいかがか。

日本を代表する優れた歴史作家だ。

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